• 2023/08/17
  • 技術者の皆様へ

最新テクノロジーを活用する開発者集団 ~次世代ソリューション「Azure」と「AI」への挑戦~

  • 竹下圭

写真)竹下圭
中途未経験で新和コンピュータサービスに入社し客先常駐のSESから受託開発事業の立ち上げに従事。
その後、東証一部上場企業の社運をかけた大型プロジェクトでプロジェクトマネージャーを担当し成果を収める。
2022年7月1日より、エンジニア組織づくりを推進。
2023年3月当社執行役員に就任して現在に至る。
中途未経験でエンジニアとしてキャリアをスタート。

 

数々のプロジェクトを経験したノウハウを元に船井総研デジタルのエンジニア組織を統括し、更なる挑戦をしている執行役員・竹下にインタビューを行いました。

目次

未経験からエンジニアの世界へ

竹下圭

--まず簡単に竹下さんの経歴について教えてください。

実は私、最初からエンジニアではなかったんですよね。
というのも、エンジニアと全く関係のない業界にいました。
そんなある日、プログラミングをしている人を偶然見かけて、その人が書いたコードが動いている瞬間を目の当たりにして、単なる文字が、つまりプログラムのコードが動いてシステムが作られているんだ、ということを目の当たりにして好奇心をくすぐられました。
だったら仕事にしてみようと思いたち、気が付けば自然とIT業界に自分の足は向いていました。
それが、私のエンジニア人生のスタートでした。

--エンジニアになる経緯について詳しく教えてください。

当時完全未経験の枠でエンジニアの募集をしていたのが船井総研デジタルの前身のひとつである新和コンピュータサービス(以下SCS略称)でした。
最初は軽い気持ちで応募したのですがありがたく採用していただくことができ、そこから私のエンジニアとしてのキャリアがスタートしました。
しかしこの瞬間こそが大きな人生の分岐点だったと思います。
今では、あの時エンジニアの世界に飛びこんでみたことを本当によかったなと思います。

--完全未経験からエンジニアになることについて不安などはなかったですか?

全くなかったですね。ただプログラムが動くことへの好奇心や探求心が大きかったおかげで、とにかく早く自分でコードを書いてみたい、いろいろなものを作ってみたいという気持ちの方が強かったです。
実際に仕事でプラグラムを書いていく中で「あ!これは向いているかもしれない」となって、どっぷりとハマっていきました。
幸いなことにエンジニアという職業に適性があったみたいです。

--SCS時代はどのような案件に多く取り組まれていましたか?

開発を中心に、いわゆる上流から下流までプロジェクト全般の業務を担当してきました。
そしてお客様から発注いただいて、システムやアプリケーションの開発を請け負うという事業を先輩社員と一緒に立ち上げていきました。
それが今のクラウドソリューション事業につながっていきます。
やがてその事業が軌道に乗り、時代の流れの後押しもあり、会社としてクラウド開発に力を入れるようになっていきました。

--エンジニアになってよかったことはありますか?

エンジニアって一般的には一人で黙々とプログラムを書くイメージが強いと思います。
しかし実際にはチームでやる仕事なんです。
そのため、チームで何かを達成するという感覚が他の仕事よりも得られやすいかもしれないと思います。
チームの皆でつくったものが社会で利用されている、そういった達成感が強く感じることができます。
最近だと、会社組織に所属することなく、フリーランスのエンジニアとして活動することが昔よりも容易になりました。
でも、たとえば社会のインフラを担うような大きな開発プロジェクトなどは一人の力では達成できません。
より大きなプロジェクトを達成するためには、やはりチームとしての力、総合力が必要です。
それには同じ目線を持ったチームが必要となってきますし、そのために事業としてのエンジニア組織があるのだと思っています。
逆に言えば、エンジニア組織として同じ目線、同じ目標で動くチームができれば、より大きな仕事をすることが可能になっていくわけです。
これは、独立色の強いフリーランスだとなかなか味わえない体験です。
社内に同じような目線で開発に打ち込んでくれるエンジニアがいるととても心強くより良いものが創れますし、今後もそういった我々と同じ目線を持ったエンジニアの方々と一緒にお仕事をしていきたいなと思っています。



人生を変えたプロジェクトを通して見えた世界



--今まで取り組んできたプロジェクトの中で一番印象に残っているものは何ですか?

コンテンツプロバイダー事業をされている、大手企業様が中心となって発足したプロジェクトが一番印象に残っています。
それはちょうどスマートフォンが世の中に普及し始めてしばらくした頃でした。
当時、海外から様々な音楽配信プラットフォームが進出してきていました。
一方で、日本の音楽配信はいわゆるガラケーをターゲットとした着うたなどがメインでした。
資本力やコンテンツの品質含めて、普通に戦っては太刀打ちができない状況です。そこで、複数の大手コンテンツプロバイダーや音楽レーベルが合同してコンテンツ配信のための基盤となるプラットフォームを作ろうという話になりました。

そして、その大手コンテンツプロバイダー様の一社とお付き合いのあった弊社が、その開発を担当することになりました。
大手コンテンツプロバイダー様や音楽レーベル様など、複数のステークホルダーの社運がかかっているといっても過言ではない、規模が大きいプロジェクトでした。
そのプロジェクトのプロジェクトマネージャーを私が従事し、常時60名程のエンジニアと協力しながら、約2年の期間をかけて無事にリリースまでこぎつけました。
地方在住のエンジニア含め、優秀なエンジニアが大勢参加し、しかも当時としては珍しいリモート環境での開発という形式でした。
この経験から、プロジェクトメンバーを信頼し、コミュニケーションをきめ細かくとることで、大人数がリモートで動いていてもチームとしての信頼関係を築くことができる、という学びがありました。
船井総研デジタルで開発部門を運営する立場となった今でも、この経験は大きな自信となっています。

--これまでエンジニアとして様々なプロジェクトに取り組んでこられたと思いますがどういった力を持ったエンジニアが重宝されると思いますか?

AI技術などが進展する中で、エンジニアに求められる専門性は以前よりも急激に高まっています。
そのためエンジニアの生存戦略としては「時代が求めている専門性」を見極めることが最も重要です。
また専門性や技術的なこととは別軸で敢えて二つあげるなら、一つめの軸はお客様に対する提案力が長けているエンジニアですね。
様々なお悩みや要望に対して、技術的な観点から本当にお客様が求めているものを提案できるエンジニアは、これからの時代、ますます重宝されると思います。
そして二つめの軸がエンジニア組織をマネジメントする力に長けたエンジニアです。エンジニアの業務は複雑で様々な要素が絡み合って構成されることが多いからです。ばらばらになりがちな全体の方向性を一致させて適切な方向性に導けるマネジメント力は重要です。
まとめると、ビジネスとしての観点を持ちお客様に対してしっかりとした提案ができる、あるいはリーダーとして複雑で変化の激しい状況の中でもしっかりと舵取りができ、開発チームをまとめることのできるエンジニアは重宝されると思います。

--船井総研デジタルのエンジニア部隊の責任者として大事にしていることはありますか?

「信頼」をベースにしないといけないと思っています。
だからチームメンバー同士が信頼し合えるチーム作りを心がけています。

信頼をベースとしたうえで馴れ合いやぬるま湯ではない文化や風土が醸成できれば、最高のパフォーマンスを発揮できるチームになると考えています。
また「ゴールを明確にすること」も重要です。
チーム全体でどこに向かっていくのかという目線をあわせること、メンバーに理解してもらうことが重要です。
そのことによって、チームメンバーが自律して動くことも可能になっていきます。
例えばプロダクト開発をする時など「このプロダクトを開発して出したい成果は〇〇です」、「そのためには期日までにこいうった水準でこのくらいのものをこれだけ作れないといけない」といった、逆算思考をメンバーが自律的にできるようになります。

--船井総研デジタルの「エンジニア」という職業の魅力について教えてください。

エンジニア全般に関して言えば、一つは自分が技術を身につけて成長しているという成長実感が得やすいことだと思います。
他の仕事よりも、自分が身に付けた技術や経験が比較的ダイレクトに成果として出るので成長の伸び幅を感じやすいです。
二つめに、常に最先端の技術に触れることができるので飽きることがないこともエンジニアの魅力だと思います。
逆に、エンジニアは自ら能動的に新しい情報や技術をキャッチアップすることが重要です。
「自分自身のアップデート」こそがエンジニアにとって重要なマインドセットであり、資質ですね。
最後に、自分が作った商品やサービスが世の中に出て、多くの人たちがそれに触れている、という実感が得られる喜びです。
例えば、コンシューマー向けのサービス開発にエンジニアとして携わると、自分が書いたプログラムが動いているアプリケーションをみんなが使っている、自分が書いたものがそこで動いているんだ、という感覚が得られます。
そのように多くの人たちの生活や仕事に役立ったり、影響を与えたりするプロジェクトに携わることができるんだ、ということが魅力です。
特に船井総研デジタルは上流工程からお客様に伴走し、プロダクトやサービスを開発する機会を得やすい環境です。
エンジニアとして俯瞰の視点から開発プロジェクトに携われる、他の会社では得難い経験ができると思います。
また、船井総研デジタルでは一人一人のエンジニアを大切に考え、資格取得や成長機会、働く環境の改善、エンジニア同士のつながりの醸成など、他社にはない環境を意識的に整えています。
船井総研デジタルはエンジニアにとって様々なチャンスが眠っている会社です。

船井総研デジタルが目指すクラウドソリューションサービスの方向性



--SCSから船井総研デジタルに会社が変わってどのように感じていますでしょうか。

一番大きいのは会社名がガラッと変わって、船井総研という大きな看板のもとで、これまでとは異なる視座で仕事ができることかなと思います。
例えば、今までのSCS時代ではアプローチし辛かった経営層の皆様とも色々なお話ができたりする機会が多いのです。
そういう意味では今後より上流工程からお客様に伴走させていただく機会が増えていくと思っていますし、結果を残すことで共に事業成長を実現していきたいと考えています。

--特に力を入れていきたいと考えている事業はありますでしょうか。

我々は特にクラウドプラットフォームの「Azure」に力を入れています。
なぜかと言うと、第一に世界のクラウド市場では「Azure」が一番シェアの伸び率がいいからです。
このような成長性の高い技術やサービスと一体となることで、我々もまた高い成長を実現できると考えています。
「Azure」は、Microsoftが運営するクラウドプラットフォームですが、Microsoftのビジョンや考え方は他のクラウド・プロバイダーとは明確に違います。
最近だとMicrosoftはAIにも力を入れていますが、このような先見性は特に我々が力を入れていこうとしている方向性と合致しています。
また、デベロッパーエクスペリエンス、日本語にすると「開発者体験」という概念がありますが、これは、「開発者にとってより良い体験ができるのか」という観点です。Microsoftは戦略的に、より良い「開発者体験」が得られる場として「Azure」を整備していっています。
「開発者体験」が向上することでシステム開発の生産性が向上する、そういった差別化戦略を取っています。
その点にも好感を持っています。そういった様々な観点から船井総研デジタルでは「Azure」に力を入れています。
そして、「Azure」と言えば船井総研デジタルだよね、と世間に認知されるぐらい我々も力をつけていかなければならないと考えています。



AIにおける中心プレイヤーは「Azure」を運営しているMicrosoftです。
AI開発という観点からも、今、「Azure」への注目が例年にないぐらい高まりつつあります。
なので必然的に我々も「AI」についても力を入れますし、我々が先頭を走っていかないといけないと思っています。
「Azure」や「AI」で実力をつけて将来的にはより社会に貢献し、世の中になくてはならない存在になりたいですね。
また船井総研グループとしても我々が必ず先陣をきってグループ全体のデジタルの分野を牽引する、それが我々の使命だと思っています。

--最後に技術者の方々へ一言お願いいたします。

我々、船井総研デジタルは最先端のテクノロジーを使って社会のインフラを担っていきます。
先端的な技術はもちろんのこと、プロジェクトや事業に対するより俯瞰的な視点も持ちながら、社会や企業の持つ課題を解決していくプラットフォームやプログラムを皆さんと一緒に作っていきたいと考えています。
今後ともより多くのお客様から船井総研デジタルの「開発力」に注目して頂けるよう引き続き頑張ります。
エンジニアの皆さんはもちろん、FSDナレッジをご覧になった企業のご担当者様や経営者様にも我々の方向性に共感をいただける方がおられましたら是非ご一緒に仕事をさせていただきたく考えております。

メールマガジンのご案内

船井総研デジタルでは役員陣が中堅・中小企業に向けて経営課題やその対策など、時流を捉えたコラムをメールマガジンで配信しております。

メールマガジンのバックナンバーはこちらからご覧いただけます>>https://www.fsdg.co.jp/mailmagazine_archive/
メールマガジンへのご登録は、こちらからもご登録いただけます>>https://www.fsdg.co.jp/input-mailmagazine/

CONTACTお問い合わせ